詩 | 理想的な人でありたかった

詩 | 理想的な人でありたかった

理想的な人でありたかった。
自分を自分にとっての理想的な人にすることで、もう一人の理想的な自分に出会えると思った。
実際に自分は理想的だった…たぶん。
…でも、それを守り続けることができなかった…。
例え子供っぽい幻想だと思われようとも、たくさんの人を幸せにする、そんな生き方がしてみたかった。
もちろん、自分が不幸にならない範囲で…ね??
でも、弱い自分はそれができなかった…。
一回失敗したぐらいで…と、思いたいところだけど、その一回の失敗で、取り戻せない何かを失うこともある。
他人に理想を求めること。
自分に理想を求めること。
どちらも大切なこと。
その大事なことを忘れた人々。
そんな人々に流されて、理想的でなくなった自分。
もういい歳なんだから、自分のことは自分でしっかりなさい、と言われそうだけど。
実際そうなんだろうけど。
弱い自分はそれができなかった。
理想的な人でありたかった
理想的な人でありたかった